あなたはたてた目標を必ず達成していますか?
多くのビジネスパーソンは目標を持っています。そしてその目標を達成する人とそうでない人が必ず出てきます。この違いはどこにあるのでしょうか?
それは頑張る人とそうでない人の違いですよ。いやいやそうとは言えませんよ、頑張っても、市場性やライバルがこちらよりも上手だったということもありますよね・・・
ビジネスにおいて、目標の達成は今後の会社の未来に大きく影響するものです。にもかかわらず、目標達成に関してはいろいろな見解がでてきます。つまり、その目標に向かう人、その目標達成を評価する人で見方が変わるのです。
そこで、今回は必ず目標達成する方法について考えていきたいと思います。内容は次のようにまとめていきたいと思うので、最後まで読んでいただけると幸いです。
- ヒトそのものの本質を知りましょう
- なぜ、目標が必要になるのか
- どんな目標があれば良いのか
- 未来志向で行動を決める
- 人はそもそも一人ではない
以上の内容で進めていきます。
1.ヒトそのものの本質を知りましょう
「必要だと分かっていても85%の人が行動すら起こさない」と言うのはハーバード大学のロバート・キーガン教授です。
このことは人の本質を理解するうえで大切なことを教えてくれています。人は頭で理解していることと行動に移すことは別だと言うことです。
リーダーであるあなたは現実にこのことを多く経験していませんか?
社員に会社の方針を説明する、聞いている人は大きくうなずき理解していることをあなたに伝える。でもいつまでたってもあなたが期待する行動を取らない。
よくあることですよね。それが人の本質だと理解しましょう。頭で理解しても行動に移すとは限らないのです。
では、どういう場合に行動が起こるのでしょうか?
行動のイメージができ、行動した結果のイメージもできていることが必要です。そしてその結果にワクワクした感情がともなうとなお良い行動につながります。
つまり、言葉で分かっていても、言葉ではなくイメージができていなければ動けない、感情がともなわなければ動きが鈍いということです。
また他の言い方をすると、頭で分かるということは意識が理解すること、イメージができ、感情が動くという事は無意識が理解すると言ってよいかもしれません。
意識と無意識が一致した時に、人は行動に移せるということになります。さらに付け加えるのなら、人は意識よりも無意識の力の方が行動に強い影響を持つと言えます。
人の本質として、イメージが重要であることは分かった、でも今回のテーマである目標達成の目標はそもそもどうして必要なのでしょうか?
2.なぜ目標が必要になるのか
ビジネスの世界で生きていると、目標と言うのは常につきまといそれがあるのが当たり前のようになっているかもしれません。
でも、そもそもどうして目標が必要になるのでしょうか?
目標の必要性を考える前に、目標がなかったらどうなるのかを考えてみましょう。目標がなかったら、あなたはどんな一日を過ごし、どんな一年を過ごしますか?
一日一日に最善をつくす!それは大切なことです。でも何が最善な活動と言えるのでしょうか?ビジネスの世界だけに関わらず、スポーツの世界においても求める結果があります。その結果に向かって最善を尽くすのではないでしょうか!
目標が無いという事は、この求める結果が無いという事になります。求める結果に向かって活動し、新しい経験や知識を入れながら経験を積んでいく。そうして人も会社も成長すると考えますが、この成長が止まる。
成長が止まるということにとどまらず、モチベーションや活気も無くなっていくのではないでしょうか。
なぜ、目標が必要なのかを考えるよりも、目標と言う言葉が嫌ならば、あなたが望む人生、あなたが望む結果を持たない人生のことを考えると、目標の重要性が明らかになるのではないでしょうか。
「でもね!私の周囲には目標を持っていない人、会社の目標があってもそれを達成しようと思っていない人がたくさんいるんですよね」なんて声が聞こえてきます。
これは、目標の捉え方、目標の持ち方が違っているように考えます。ではどんな目標を持てば良いのでしょうか?
3.どんな目標があれば良いのか
まず考えておきたいことがあります。
目標は達成することはもちろん大切ですが、それ以上に目標達成に向けたプロセスにあります。このことを意識するのとしないのでは大きな違いが生まれます。
目標は達成しないといけないから、達成できる目標でなければいけないと考えている人は、現状の能力、状況で達成できそうな目標を設定してしまう。
目標は目指すものなので、達成は二の次、他人が見て大きいなと思われる目標をかかげればそれでいいんだと思う人は、大きな目標を打ち立てるが、その瞬間から目標は忘れているかもしれません。
目標は達成に向けて、新たな工夫や学習を促進させてこそ意義があります。
この観点から、どんな目標があれば良いかと言えば、チャレンジングな高い目標が必要だと言えます。
これまでの方法では達成が難しいけれど、やり方を工夫したり、あらたな経験や知識を習得することで達成できるような目標に向かうことで人も組織も成長します。
この目標に対する考え方をベースにし、加えて目標に必要なことがあります。
あなた自身が達成したいと思う目標であることが大事です。きっかけは、他人から与えられた目標であっても、自分が設定したものであっても、あなた自身が達成したいと思う事が大切なんです。
では、どうやって達成したいと思う目標にすることができるのでしょうか?
それは、達成した時のイメージを描くことです。あなたが目標を達成した時に、どんな情景が見え、どんな声が聞こえてくるのか、そしてあなた自身がどう思うのか。
「達成できるかな、無理かな」なんて考えるのはどこかに置いておきましょう。そしてしっかりイメージしましょう。そのイメージを描き、感情がわくわくしてきたらその目標には価値があるのではないでしょうか!
それではどうすれば、わくわくし、チャレンジングで高い目標を途中であきらめることなく達成に、向けて進むことができるのでしょうか。
4.未来志向で行動を決める
まずは、「達成できるのか?できないのか?」などと考えないようにしましょう。その目標を達成したら、あなた自身がうれしく、わくわくするものであるならば、達成することだけを考えましょう。
たとえ、今回のチャレンジでは様々な状況で目標達成ができなかったとしたら、またチャレンジすれば良いのです。その目標は、あなたが達成したいと思うものだからです。
- 未来から行動を決めていく
目標を達成している未来から見た時に、どんな行動をとることでこの目標を達成したのかを検証します。
ここでも、大切なのは「できるか、できないのか」ではありません。その目標を達成する為に必要な行動です。そしてその行動を取る為に新たな能力が必要ならば、その能力も拾い上げて生きましょう。
手助けが必要ならば、どんな人からどんな手助けが必要なのかも決めましょう。手助けしてくれる人がいないのなら、その人を探すのも取るべき行動の一つになります。
このように、今から目標達成に関して考えてしまうと、難しく無理に思える事であっても、未来から考えることで、何をすれば目標達成できるかが見えてきます。
そうはいっても、目標が高くて、今起こしている行動が目標に近づいているかどうかが不安になってしまいます。その結果、行動を止めてしまうこともあるでしょう。
ここで忘れてはならないのは、人は一人ではないということです。
5.人はそもそも一人ではない
「できるのか?できないのか」ということを考えず目標を決めましょう。そして未来志向で「できるか?できないか」ということを考えずに行動を決めましょう。
そして、行動をはじめていけば、高い目標であればあるほど、直ぐに結果が見えるわけではなく、日々不安になってくる。
こんな状況をどのようにして、解決し高い目標を達成していくのか、はたして私にできるのか?とまたまた不安になる。
そこで思い出しましょう。人はそもそも一人ではない。あなたを応援してくれる人がいます。直ぐに見つからなければ探しましょう。
あなたの目標で、あなた自身がわくわくし達成したいと思うのならば、その思いに賛同してくれる人がいます。その人と出会いましょう。その出会いを見つけるのも、行動の一つになるかもしれません。
そして、応援者の中からコーチを見つけましょう。
そのコーチは、あなたの目標設定に関して、あなたのメンタルブロック(どうせ無理という制限)を外してくれます。
そのコーチは、あなたの未来志向の行動を適切に導いてくれます。さらに、日々の行動の検証をサポートし、確実に目標に向かうサポートをしてくれるはずです。
さらに加えて、日誌をつけましょう。日誌の「誌」は志を言うと書きます。つまり、日記とは違います。日記は単純に一日の記録かもしれませんが、日誌は一日の志に向かう記録です。
だから、日誌はセルフコーチングの役割をしてくれるのです。目標に向かう日々の行動を振り返り、何が良くて、どんな改善が必要かを日々検証していくことができる。
自分自身の行動を目標に照らして検証していくことが日誌で可能になります。
常に高い目標を達成する人、そうでない人の違いは、これまでの5つの項目をおさえて(本人が意識しているかどうかは別にして)目標を実践しているか、そうでないかの違いにあると考えています。
その意味では、目標を達成することは、その人の現状の能力や経験値ではなく、一つの技術であると言えます。
目標達成の技術を知って、その通りに実践することが、これからの急激な変化の時代にあっては必須項目であると考えます。
みなさんも、是非、目標達成には技術があることを認識して、目標を達成し、キラキラと輝く未来を自分の手でつかみましょう。
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