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ヴィジョン経営、理念経営について、考えてみたいと思います。
それも、最近経営者の方から聞こえてくる話があるからです。
ヴィジョンも理念も一応、置いているけれど、それがどれくらい経営に役立っているのか良くわからない
社員には結局関係ないんじゃないのかな?ヴィジョンや理念を毎日朝礼で唱和しているけれど、それがどう影響しているのか分からない。現実の経営では必要ないのかもしれない
でもね、ヴィジョンと理念とかっていうことの意味定義をきちんと分かってビジョンを作る理念を作る。
あるいはヴィジョンなんていらないよ理念なんていらないよって言うにしても、ちゃんと意味や定義を分かったうえで選択した方が良くないですか。
そんなことを無視して、感覚だけで、関係ないよ、仕事には関係ないよって思うんじゃなくて、ちゃんと分かって選択した方がいいですよね。
そこで今日は皆さんと一緒にヴィジョンと理念について考えていきたいなっていう思ってます。
まず考えたいのは、ヴィジョンと理念ってどう違うんでしょうか?
結構、この区別が曖昧なところがあるような気がするんですけど、皆さんのところではどうですか?
ヴィジョンと理念、ちゃんと区別してますか?
ちゃんと区別してるよ!うちではヴィジョンと理念とちゃんと2つ創ってあるからね。
創ってあるからではなくて、ちゃんと区別して使われてますか?
あるいは区別して創られていますか?
ここで曖昧のままではいけないと思ってちゃんと定義したいですね。
ヴィジョンとは、ある未来に実現する状態や姿と定義できます。ある未来に実現する姿です。なので具体的であれば、あるほど良いですね。未来にどんな会社になっているのか?どんな人になっているのか?
それを具体的に見える形で、そして評判や聞こえる声の形で、そして湧き上がる感情のようなもので表現したビジョン。それは未来に到達すべき目的地です。
例えば、未来、そう10年後に日本一の会社になってるぞ!
10年後に10億は稼いでるぞ!といった、具体的な、ある到達地点。
そしてそれは今すぐである必要はないかもしれないですけれど、必ず到達するんだという感情が湧き上がる到達したいところ。
そこを示してるのがヴィジョンと定義しましょう。
理念とは、どう定義できるでしょうか。理念は、今、ここに存在します。
ここが重要なんですね。理念は未来のある時に到達すべきものではないって言うことです。理念は今ここにある。
理念行動指針と言われますね、価値観とか理念は 同じカテゴリーとして捉えてきたいなと考えます。
日々の行動、自分たちの行動をどのようなものにしているのか。
どのようなところに基準を置いて行動していくのか。仕事も、そして部下と上司との関わり、人と人との関係性、お客様との関係性。
そういったものをどのように作っていくか、どのような基準を持って作っていくかっていうのが、その基準になるのが理念というふうに定義していきたいと思うんですね
理念は今こここの瞬間、すでに存在する。理念と共に生きる、という言葉がよく使われますね、まさしくそうです。今ここに存在する!今このように話をして、じゃあどのような話をするのか?
そいうことの基準になるのが理念です。
また、メーカーだと、どのようなものを作って、どのようにそれを売り、どのようにお客様接するのか?
繰り返しですが、上司と部下との関係性。同僚同士の関係性、そして会社の環境づくり。
そういったもの全てを理念に則って行う。ということになります。
こう考えるとヴィジョンと理念は、明確に違いがありますよね。
まずはここを明確にして、前へ進んできたい思います。
では、次にヴィジョン経営というところに入って来たいなって思います。
その前に、ここで一つ皆さんに前提として置いておきたいものがあるんですね。
ヴィジョンにしても、理念にしても同じですが、前提にしたいことがあります。
それは、全ての人、老若男女、子供であろうが大人であろうが、
全ての人にヴィジョンや理念があるという前提を正しいとすればいかがでしょうか
ただし、そのヴィジョンや理念に気づいていなかったり、当初はもっていたけれど、諦めて、持っててもしょうがないと思って見ないように封印をしているとかと言うな事は当然存在します。
だから表に出てこないということですね。でも、見えない、見ないだけで、ヴィジョンや理念を全ての人が持っているとしたら。
そしてヴィジョンはそこに向かって人が動き出すエネルギーになり。理念は日々の行動がその理念に沿って行われる。
そういったものを全ての人が持っているとしたらどうでしょうか
会社にビジョンがなかったらどうなるでしょう。
もちろんそこにいる人々もみんな自分のビジョン気づいていない。
どんな組織になっているでしょうか
ひょっとしたらみんなバラバラに動き出すかもしれません。
でも現実には、人はそういうわけにいかない、他人の影響を必ず受けます。
そして、大人ですし、上司から言われたことには、ちゃんと従います。
従うけれど、気持ちは他を向いているかもしれません。上司が言ってる指示と無意識に自分が思っている方向と、違ってたら、人の力は100%そして 120%の力を発揮するでしょうか?
答えは明らかです。発揮するわけないですよ。人の能力が100%発揮できるわけないですよ。
自分が望んでることと、上司の指示と違うんですよ。自分はこういう行動をしたい、こういうことを基に行動したいと思ってる事と、上司の指示と違っていたら。
本気で真剣に取り組むでしょうか。
どっかで手を抜いたりミスをしたり、当然ありますよ。
こう考えていったときに、このままでいいでしょうかと問いたいです。
このままでいいわけないですよね。
ヴィジョン、理念が必要なんです。あることで、みんな、もう1回自分の無意識に存在するヴィジョンや理念と向き合うことができるようになるんです。
そして重要なのはこの会社が示すビジョンや理念と一人一人の社員が持っているけれど、気づか気づいていないヴィジョンと共通点を見つけなくてはいけません。
もし、共通点が見つからなければ、その組織ではいてはいけないことを指してると思います。ヴィジョンや理念が違うということは、会社にとっても不幸ですし。
個人にとっても不幸です。なので、しっかりとヴィジョンを持って共有するというところを探していくというのは共有ヴィジョンです。
上から指示されて、ここに行くぞって言われて。
ハイわかりましたっていうようなものではないんですよ。
人間は皆、それぞれ尊厳があります。
だからこそ共有ビジョン、共有理念にしていく必要がある。
社長や幹部が作ったヴィジョン、それすら社長が本気で思ってるかどうか分かりません。何か美しい言葉を並べている。株主にとって響きがいい言葉を選んだだけで、本気で思ってないけどそういえばを使ってる可能性もあるんですよ。
そこも見直す必要があります。
なので、まずは社長や幹部社員が本気で思ったヴィジョンになっている。
そして社員一人一人のヴィジョンや理念と共有していくっていうことをしっかりやる。
意識してやってるかどうかは別として。
しっかりとやれている会社はヴィジョン経営、理念経営が成功するんですよ。
そうじゃないところは社長と社員が乖離して、うまくいかないんですよ。
また、会社にビジョンがあっても社長が心の底では違うヴィジョンを持っていたら、
実際行動に出るのは心の底にあるヴィジョンにそう行動です。
言行不一致が起こることになります。
共有ヴィジョン、これがないとヴィジョン経営、理念経営はうまくいかないですよ。
うまくいかなくて当たり前ですよ。
うまくいくとしたら、偶然一致した社員達が集まってるっていうことです。
徐々にこの偶然一致することも難しくなってます。
なので共有ヴィジョンを創っていくことが必要になります。今日はここまでです。また次はヴィジョン経営、理念経営をどう進めていくかについてお時間頂いてお話していきたいと思いますまたよろしくお願いします